職員組合の通帳から101万円引き出す 私的流用の50代職員を懲戒免職 山梨・甲府市
甲府市は25日、甲府市職員組合の補助機関の通帳から約101万円を引き出し私的に流用したとして、50代の男性職員を懲戒免職処分にしたと発表しました。
24日付けで懲戒免職となったのは甲府市産業部市場経営室経営管理課の50代の男性技術職員です。
甲府市によりますと、男性職員は行政経営部に勤務していたい2022年5月から2024年2月にかけ、自治労山梨県本部甲府市職員組合の補助機関である分会が管理する通帳から14回にわたり、計101万3117円を引き出し私的に流用しました。
男性職員は通帳と印鑑を管理する立場で、ことし3月に管理担当者が交代した際、私的流用が発覚しました。
市や組合の聞き取りに対し、男性職員は「遊興費や交際費には使っていない。家族の入院費や手術費に使った」などと説明しているということです。
また、引き出した金は別途、分会の事業として支出した金額を差し引いた上で、全額返金されているということです。