山小屋関係者「間に合わない」 富士登山の条例化 県から具体策示されず 山梨県
安全な富士登山へ、県と山小屋関係者らによる意見交換会が15日、富士吉田市で開かれました。
意見交換会には山小屋関係者やツアーガイドら19人が参加し、県が規制の検討状況を説明しました。ただ、説明は規制に向けた関係者との意見交換の内容を報告するにとどまり、登山者数の上限や登山できる時間帯など規制の具体策については、検討中としました。
一方、山小屋はすでに来シーズンの予約が埋まってきているとし、出席者からは「予約客に規制状況を説明できない」「もう間に合わないのではないか」などとする声が相次ぎました。
県は「慎重かつ早急に検討を進めていきたい」としています。