出資法違反事件 840万円を不正に集めた罪 会社役員の男に懲役1年求刑 山梨
資格を持たずに不動産投資の名目で男性3人から840万円を不正に集めた罪に問われている会社役員の男の裁判が11日甲府地裁で開かれ、検察側は懲役1年を求刑しました。
出資法違反の罪に問われているのは奈良県の会社役員、小田亮介被告(38)で、2021年3月から7月にかけて県内の男性3人に資格がないのに不動産投資を持ち掛け、計840万円を不正に集めたとされます。
また、これまでの裁判で検察側は小田被告が集めた総額は約3億円に上ると明らかにしていました。
11日の裁判で検察側は「共犯者を指導し、90人以上から返せる見込みのない高額な出資金を言葉巧みに集めた責任は重大」などと指摘し、懲役1年を求刑しました。
また、被告人質問で小田被告は出資金を募るために必要な資格を持たず、違法との認識があったことを認めた上で、「以前、働いていた会社の先輩がやっていたので、自分もできると思った」などと語りました。
判決は来年1月16日に言い渡されます。