「ばれたら家庭が壊れる」10代義娘に性的暴行繰り返した男に懲役9年の実刑判決 山梨
10代の義娘に繰り返し性的暴行を加えるなどした罪に問われた男の裁判で甲府地裁は6日、懲役9年の実刑判決を言い渡しました。
監護者性交などの罪に問われていたのは、県内に住む40代の被告の男で、おととしから今年2月までの間に当時13歳だった義娘に性的暴行を加えたり、わいせつ行為を撮影したりしたとされます。
これまでの裁判で検察側は「被告は結婚後、連れ子だった養女と暮すようになり、小学2年生のころからわいせつ行為を始めた」「小学5年生のころから4年以上、日常的に性的暴行を加え100回もの性的虐待を繰り返していた」「『ばれたら家庭が壊れる』などと口止めをした上で性的暴行を繰り返していた」などと犯行の詳細を明らかにしていました。
6日の判決公判で甲府地裁の三上潤裁判長は「義理の娘を庇護すべき立場なのにも関わらず、長年に渡って常習的に犯行に及んでいた。自らの性欲を満たすという動機に酌量の余地は全くない」などと指摘しました。一方で「義娘を大きく傷つけたことを自覚し、離縁して接触しないとしている」などとして、懲役12年の求刑に対して懲役9年の実刑判決を言い渡しました。