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飲酒事故を偽装し恐喝「同様の犯行40回以上」 “当たり屋”役の男の裁判で検察側 山梨

2024年9月24日 20:32
飲酒事故を偽装し恐喝「同様の犯行40回以上」 “当たり屋”役の男の裁判で検察側 山梨

 男性に飲酒運転をさせて事故を偽装し示談金名目で現金を脅し取った事件の裁判が始まりました。「当たり屋役」の男の初公判で検察側は男が同様の犯行を40回以上、繰り返していたと明らかにしました。

 居酒屋の駐車場が現場となった今回の事件では、男女4人が共謀して、犯行に及んだとされます。

 まずは「誘い役」の深沢未来被告(25)が出会い系サイトで知り合った男性に居酒屋で酒を飲ませ、「ホテルに行こう」などと運転をさせます。すると、待機していた「当たり屋役」の長沼元気被告(33)らがわざと車両にぶつかり、「酒くせえな警察を呼ぶぞ」などと言います。そして、「仲介役」の菊島翔太被告(26)が現れ、示談金として男性から現金を脅し取ったとされています。

 24日は「当たり屋役」の1人、長沼元気被告の初公判が開かれました。去年8月に20代の男性から現金30万円を脅し取った罪について、長沼被告は「間違いありません」などと起訴内容を認めました。また、検察側は長沼被告が同様の犯行を40回以上繰り返し、そのうち10回ほど現金を脅し取っていたと明らかにしました。

 次の裁判は11月5日に開かれる予定です。

最終更新日:2024年9月24日 20:32
    山梨放送