店舗火災は放火の可能性 現場から油性反応を検出 ほかの不審火との関連も捜査 山梨
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25日深夜、甲府市の愛宕山周辺で山林や車両を焼く不審火が相次ぎましたが、26日未明にも市内で店舗の壁などを焼く火事があり、現場から油性反応が出ていたことが分かりました。警察は放火の可能性もあるとみて、ほかの不審火との関連も調べています。
最初の火事は25日午後11時5分ごろ、「愛宕山の上から火が見える」との通報で発覚し、甲府市東光寺町の県立科学館駐車場に止まっていた車両1台と約300メートル離れた山林ののり面を焼きました。
午後11時55分ごろには「愛宕山のトンネル付近から火が見える」との通報があり、最初の火事現場から約600メートル離れた甲府市東光寺3丁目の愛宕トンネル東側出入口付近の山林ののり面を焼きました。
さらに、26日午前1時40分ごろ、甲府市千塚1丁目のマッサージ店の店舗で壁の一部などを焼く火事が発生。けが人はいませんでしたが、現場からは油性反応が出たことが捜査関係者への取材で分かりました。警察は放火の可能性もあるとみて調べています。
また、愛宕山周辺で起きた不審火を含めて短時間に相次いで出火していることなどから、警察は3つの火事の関連についても調べています。