甲府市北口のガスタンク解体へ 配管網の整備進み役割終える 山梨県
甲府市北口にある東京ガスのガスタンクが解体されることになりました。都市ガス供給の調整役を務めてきましたが、配管網の整備が進んだことを受け、40年続いた役目を終えます。
解体されるのは、甲府市北口3丁目の東京ガス山梨本社敷地内にあるガスタンクです。直径21メートルの巨大なタンクは1984年に建設され、甲府市北部を中心に約9千世帯に都市ガスを供給していました。
2009年には街並みや景観に溶け込むよう、カワセミのイラストから舞鶴城の石垣や櫓の瓦屋根をイメージしたデザインに変更されました。
ガスタンクは需要が減る夜間にガスを貯め、朝や夕方に各家庭へガスを安定供給させる調整役を担ってきましたが、配管網の整備が進んだことでガスを貯めておく必要がなくなり、解体することになったということです。
解体作業は来年2月から5月にかけて行われる予定で、跡地について、東京ガス山梨は「地域に貢献できるような形での活用も検討している」としています。