犬猫の“殺処分ゼロ”を達成 ボランティア活動などが結実「ゴールでなく維持目指す」山梨県
昨年度、県内で殺処分された犬や猫が、病気などやむを得ない場合を除いて初めてゼロになったことが分かりました。
県によりますと、回復の見込みのない病気やケガなどやむを得ない場合を除いた県内で殺処分された犬や猫の数は、2015年度は約600匹でしたが、その後、減少に転じ、昨年度は初めてゼロとなりました。
県は殺処分が減少した背景として、2020年度から始まった猫の不妊・去勢手術への助成のほか、保護した子猫を譲渡できるまで育てる「ミルクボランティア」や、犬や猫の譲渡先を探すボランティア活動などがあると分析しています。
県衛生薬務課 内田裕之 課長
「これがゴールではなくて、どれだけ維持していていくかが重要」
県は昨年度から地域猫活動や譲渡ボランティアにも助成していて、今年度以降も殺処分ゼロの山梨を目指します。