職員自殺 甲府地検側が争う姿勢 遺族が損害賠償求める裁判 甲府地裁で始まる 山梨県
甲府地検の男性職員が自殺したのは長時間労働や上司の指導が原因だったとして、男性の遺族が国に対し、損害賠償を求めた裁判が26日、甲府地裁で始まりました。地検側は争う姿勢を示しました。
訴えを起こしたのは、今年1月に甲府地検の駐車場で自殺した男性主任捜査官の遺族です。遺族は男性の去年4月の残業が158時間に上ったことや上司の過度な指導によって、うつ病が再発し、自殺に繋がったとして、国に対し約1億3340万円の支払いを求めているものです。
26日、第一回口頭弁論が開かれ地検側は「誰に責任があったか明確でない」などとし、請求の棄却を求めました。
遺族
「人1人亡くなるまで追いつめて放置したのにも関わらず、納得できないというのが裁判をすることにした理由でもあるので、徹底的に裁判で解明してもらいたい」
次回の弁論は2月28日に行われます。