東日本大震災 甲府市で県内に住む避難者の交流会 山梨県
甲府市で9日、東日本大震災により古里からの避難を余儀なくされ、今も山梨県内で暮らす人たちの交流会が開かれました。
交流会は、福島県人会や県内で避難者支援にあたっている「結ぶ会」が毎年、開いています。今回は福島、宮城、茨城県から避難した21世帯41人が参加し、近況を報告し合いました。
会によりますと、多い時には1000人近くいた県内の避難者は、帰郷するなどして現在、約450人に減っています。2年前の調査では、避難者の7割が山梨への永住を希望していましたが、古里で暮らす両親が気がかりで帰郷を考える人からの相談もあるといいます。
会によりますと、避難者のうち、母子世帯や一人暮らしの高齢者は地域とのつながりが希薄なケースも多いことから、状況を確認しながら支援を継続していく考えです。