電話詐欺の被害防止へ 警察がコンビニに協力要請 高額の電子マネー購入者への声掛けなど求める 山梨県
電話詐欺などの犯罪や事故が増える年末年始に向けた特別警戒です。警察がコンビニエンスストアに電話詐欺の被害防止に協力を求めたほか、山梨中央銀行では利用者に注意を呼びかけました。
県警は15日から年末年始の特別警戒取り締まりを実施。 笛吹警察署では関係団体が出席して出発式が行われました。
このあと署員らがコンビニの利用客らに電話詐欺に注意を呼びかけたほか、店員に高額の電子マネー購入者への声掛けと110番通報への協力を要請。声掛けや通報の目安となる年齢や金額が書かれたボードを手渡しました。
最近は電話詐欺などで金融機関の窓口ではなくコンビニに誘導する手口で、電子マネーを購入させる被害が増えているということで、警察はコンビニでの水際対策を強化していて、注意を呼びかけています。
一方、山梨中央銀行では今年最後の年金支給日に合わせて、警察やNTT東日本山梨支店の職員らがチラシなどを配り、電話詐欺の被害防止を呼びかけました。
県内では電話詐欺被害が深刻で、 11月末時点の被害認知件数は59件、被害額は今年も1億円を超えているということです。山梨中央銀行では高額取引があった場合の声掛けや通報をしているほか、警察は、相手の音声を自動録音する「電話詐欺抑止装置」の設置を呼びかけています。