何者かがバルブ外す? タンクから用水路に重油流出 JAが被害届 山梨・北杜市
26日夕方、北杜市でJA梨北が所有するタンクから重油が漏れ、用水路などに流出しているのが見つかりました。
何者かが水抜き用のバルブを外したことが原因とみられ、JA梨北は警察に被害届を提出しました。
JA梨北によりますと、26日午後5時ごろ、北杜市高根町にある暖房用の重油タンクから油が漏れていると、近くに住む人から連絡がありました。
職員が現場を確認したところ、タンクに設置されていた水抜き用のバルブがなくなっていて、そこから重油が漏れていたということです。
漏れ出した重油はコンクリート製の油受けのひび割れ部分から用水路に流出していて、JAの職員が吸着マットなどを使って回収作業を進めています。
JA梨北は「重油の流出量や流出範囲は分からない」としていますが、現時点で周辺の水田などから被害の連絡はないということです。
この重油タンクは近年使われておらず、JA梨北は何者かが水抜き用のバルブを外した可能性があるとして、警察に被害届を提出しました。
その上で、再発防止のため管理する設備の点検を徹底するとしています。