J2甲府 決勝T初戦で挑む蔚山はKリーグ連覇 代表も多数輩出 山梨県
マレーシアで行われた組み合わせ抽選は、東地区グループステージを首位通過した、甲府を含む5クラブが「ポット1」に、グループ2位の3クラブが「ポット2」に振り分けられました。その後、抽選によってバンコク・ユナイテッド(タイ)がポット1からポット2に移動。そこからポット1とポット2が激突するカードが組まれました。
ACL2度制覇 韓国代表5人擁す強豪
抽選の結果、ポット1の甲府と対戦することになったポット2の蔚山は、川崎フロンターレと同じグループIに所属し、3勝1分け2敗。グループ2位でしたが、Kリーグでは圧倒的な強さで2連覇を達成。28日に発表されたアジアカップ韓国代表にはGK1人、DF4人が選ばれています。ACLは2012年と2020年の2回、優勝しています。
決勝トーナメントはホーム&アウェー方式で行われ、準決勝までは同じ地区内の対戦となります。甲府のラウンド16は第1戦がアウェーで2024年2月13日または14日に実施。第2戦は東京・国立競技場をホームに、2月20日または21日に行われます。
アジアの強豪 韓国勢攻略なるか
甲府は蔚山とのラウンド16を制し、準々決勝に進んでも、全北現代と浦項スティーラーズの勝者と対戦することになります。両クラブともACL優勝経験がある韓国勢。ACL初挑戦の甲府はグループステージでオーストラリア勢に2分け、タイ勢に2勝、中国勢に1勝1敗。韓国勢との対戦はありませんでした。
クラブ事務所で抽選の模様をオンラインで見守った西川陽介フットボール部長は「そろそろライバル国である韓国のクラブとの対戦があるとイメージしていた。来るだろうなという予想が的中した」と明かしました。アカデミーでの遠征や、日本人選手の活躍などを踏まえ、「3クラブとも名門」と韓国勢を警戒。「これまで通りアジアの強いクラブにチャレンジする。(グループステージと同じ)国立競技場で試合ができるので、これまでと同じように皆さんと一緒にACLにチャレンジしたい。『甲府ロマン』を追い求めていきたい」と決意を新たにしていました。