「世界のFUNAI」 船井電機が破産へ　液晶テレビなど製造も業績悪化　負債額は461億円以上

　大阪の家電メーカー「船井電機」が、破産手続き開始の決定を受けたことがわかりました。

　民間調査会社の帝国データバンクなどによりますと、大阪府大東市に本社を置く「船井電機」は、1961年に設立され、「FUNAI」ブランドとして液晶テレビなどを製造。2004年度には3500億円あまりを売り上げていましたが、海外メーカーとの競争が激しくなり、業績が悪化していました。

　その後、出版事業などを手掛ける会社の傘下となり、脱毛サロンの運営会社を買収するなどしましたが、経営状態は回復せず、赤字が続いていました。

　こうした中、東京地裁は24日、「船井電機」に対し、破産手続きの開始を決定したということです。

　今年3月末時点での負債額は、461億円以上に上っています。