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【速報】兵庫・斎藤前知事の疑惑めぐる百条委員会始まる “パレード資金還流疑惑”など職員6人に尋問

2024年10月24日 9:47
【速報】兵庫・斎藤前知事の疑惑めぐる百条委員会始まる “パレード資金還流疑惑”など職員6人に尋問

 兵庫県の斎藤元彦前知事のパワハラ疑惑などを調査する百条委員会で、24日から2日間、職員らへの証人尋問が行われます。

 24日午前9時45分ごろから始まった百条委員会には、職員ら6人の証人が出頭し、2023年11月の阪神・オリックス優勝パレードの開催資金の還流疑惑などについて尋問が行われています。

 24日の尋問は知事選への影響を考慮し、完全非公開で行われていて、知事選終了後に、部長級以上の職員の尋問の映像や議事録が公開されます。

 知事選の告示日である10月31日から投開票日の11月17日までは百条委員会を開催しないため、今年中を予定していた報告書のとりまとめは遅れる可能性があるということです。

■職員アンケで「瞬間湯沸かし器」「暴君」も…斎藤前知事「必要な指導だった」

 斎藤前知事の“パワハラ”などの疑惑をめぐって、約9700人の県職員を対象にしたアンケート調査では、約4割の職員が知事のパワハラを「見た」「聞いた」などと回答。「気に入らないことがあると机をたたいて激怒する」「到着が遅れそうになると公用車の座席を後ろから蹴る」などの具体的なエピソードが記載されていたほか、職員の間で「瞬間湯沸かし器」「暴君」などと呼ばれていたということです。

 また、告発した元幹部職員への聞き取りや懲戒処分について、百条委員会に出席した専門家は、「公益通報者保護法に違反する」と指摘しました。

 これに対し、斎藤前知事は証人尋問で、職員への叱責について「不快な思いをした方がいるならお詫びしたい」とする一方で、「当時の私の認識は合理的な指摘だった」「必要な指導だった」などと主張。告発への対応についても、「告発文は誹謗中傷性が高く、適切だった」と繰り返しました。

 斎藤前知事はその後、県議会の全議員による不信任決議を受け、9月29日に失職。県知事選の投開票は11月17日に行われますが、疑惑を追及する議会の百条委員会や、外部の有識者を交えた第三者委員会の調査は継続しています。

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