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【速報】死亡した告発者の陳述書と音声データ 百条委で資料として認めるかどうか、次回諮ることを確認 兵庫・斎藤知事のパワハラ疑惑

2024年7月16日 17:26
【速報】死亡した告発者の陳述書と音声データ 百条委で資料として認めるかどうか、次回諮ることを確認 兵庫・斎藤知事のパワハラ疑惑

 兵庫県の斎藤知事のパワハラなど7つの疑惑を調査する百条委員会が、16日午後1時半ごろから開かれ、死亡した告発者の遺族から提出された陳述書や音声データについて、百条委員会で資料として認めるかどうかを次回の委員会で諮ることを決定しました。百条委員会の奥谷謙一委員長が午後4時から会見を開いて発表しました。

 兵庫県の元西播磨県民局長だった男性は、今年3月、知事のパワハラ疑惑などを告発し、19日には百条委員会の証人喚問が予定されていましたが、7日に死亡しました。遺書が残されていて、自殺とみられます。

 百条委員会の奥谷謙一委員長や関係者などによりますと、男性は「死をもって抗議する」という趣旨のメッセージとともに、百条委員会で発言する内容をまとめたQ&A形式の11ページにわたる陳述書や公務中の斎藤氏が「まだ飲んだことがない」「折を見てお願いします」などと関係者に特産品のワインを“おねだり”するようなやりとりが録音された音声データが遺族側から提出されたということです。

 男性の遺族は12日に、これらを百条委員会に提出。16日午後に開かれた百条委員会の理事会で、確認の上、次回の百条委員会で資料として認めるかどうかを諮ることを決定しました。

 理事会を終えた百条委員会の奥谷謙一委員長は、「大変重いメッセージだと思ったし(死亡した職員や遺族の)思いを受け止めて調査に臨みたい」と語りました。

 次回の百条委員会は19日に予定されていて、この資料の扱いとともに、県職員へのアンケートの実施方法などが議題となる予定です。