【速報】兵庫・斎藤知事“おねだり”疑惑などの告発文書　今年3月に県警が受け取り

　兵庫県の斎藤知事の“おねだり”疑惑などについて記載された告発文書について、兵庫県警が今年3月に受け取っていたことが分かりました。

　兵庫県の斎藤知事をめぐっては、パワハラ疑惑とともに、去年8月、県内の企業を視察した際、贈答品のコーヒーメーカーを秘書課に送るよう部長に指示したとされる疑惑などが告発されています。

　一部では、贈収賄にあたる可能性も指摘されるなか、20日、開かれた県議会の警察常任委員会で、県議が県警に対し、この告発文書を受理したかどうかについて質問しました。

　兵庫県警の藤森大輔刑事部長は「受け取った文書は匿名であった」としながらも「指摘の文書と同一の文書を受領している」と答えました。

　さらに、贈収賄に関する捜査を行っているかどうかの質問に対しては「個別事案についての回答は控える」と答えた一方、一般論として「捜査の端緒があった場合には証拠などにもとづいて必要な活動を行っている」と話しました。

　先月には、告発文書で知事からコーヒーメーカーの受け取り指示を受けたとされる原田剛治産業労働部長が、県議会で、疑惑について任意聴取を受けていたことを明らかにしています。一方、原田産業労働部長は、知事の指示については否定しています。