“紀州のドン・ファン”元妻に無期懲役を求刑 検察「覚醒剤を摂取させたのは被告以外に考えられない」
"紀州のドン・ファン”と呼ばれた資産家の男性を殺害した罪に問われている元妻の裁判員裁判で18日、検察は無期懲役を求刑しました。
この裁判は2018年、元妻の須藤早貴被告(28)が和歌山県田辺市の自宅で、夫の野崎幸助さん(当時77)に何らかの方法で致死量を超える覚醒剤を摂取させ、殺害した罪などに問われているものです。
これまでの裁判で、須藤被告は「私は社長を殺していませんし、覚醒剤を飲ませたこともありません」と無罪を主張していました。
この日の裁判で、検察は論告として「覚醒剤を摂取させたのは被告人以外に考えられない」と主張し、被告に無期懲役を求刑しました。
一方、弁護側は最終弁論で「どうやって覚醒剤を飲ませたかも明らかになっていない。検察の仮説は想像の産物」と反論しました。
判決は12月12日の予定です。