被害女性と容疑者は面識無しか・山形県三川町の殺人事件
山形県三川町で一人暮らしの90歳の女性が殺害された事件で、殺人などの疑いで逮捕された町内の28歳の男は、被害者の女性とは面識がなかったとみられることが捜査本部の調べで新たに分かりました。
この事件は、山形県三川町横山で一人暮らしをしていた阿部祥子さん(当時90歳)がことし9月、自宅で殺害されたものです。
鶴岡警察署に設置された捜査本部では今月(11月)8日、殺人と住居侵入の疑いで三川町横川新田のアルバイト従業員、石川一馬容疑者(28)を逮捕し、
事件の全容解明に向けた捜査を進めています。
これまでの調べによりますと、石川容疑者は阿部さんの自宅1階の窓ガラスを割って侵入し、阿部さんの頭や顔、胸などを素手で何度も殴って暴行を加え、
殺害した疑いが持たれています。
石川容疑者は犯行前に酒を飲んでいて、歩いて現場に訪れ、犯行後も歩いて立ち去ったとみられています。
また、石川容疑者と阿部さんは面識がなく、事件当時に石川容疑者が履いていたとみられる靴が捨てられていたことが新たにわかりました。
現場からは阿部さん以外の足跡が1種類見つかっていて、捜査本部では、その足跡と捨てられていた靴が一致するかどうかなどの調べを進め、
犯行の動機などをさらに追及しています。