三川町の一人暮らしの高齢女性殺害 遺体発見から1か月 盗難の形跡確認されず
三川町で1人暮らしの90歳の女性が殺害された事件は遺体発見から1か月が経過しました。捜査本部のこれまでの調べによりますと被害者の住まいは2階の部屋についても激しく荒らされた形跡がないことが判明しました。
この事件は9月22日午前10時ごろ、三川町横山の無職・阿部祥子さん(90)が自宅1階の寝室で意識と呼吸がない状態で見つかり、その後、死亡が確認されたものです。遺体の頭や胸などには複数の外傷があり、警察は司法解剖の結果などから殺人事件と断定し、捜査を続けています。
2階建ての住まいのうち遺体発見場所の1階については玄関付近の窓ガラスが割られていたものの、室内が荒らされた形跡はありませんでした。
捜査本部のこれまでの調べによりますと住宅の1階だけでなく2階の部屋についても激しく荒らされた形跡がないことが判明しました。また、これまでのところ阿部さんの家から物品が盗まれた形跡は確認されていないということです。遺体発見から1か月経った22日現在、未だ犯人の行方は分かっていません。
付近住民「(1か月経ったが皆さんどんなお気持ちですか?)やっぱり不安だな、毎日」
現場の鑑識作業はようやく終盤に差し掛かったということで、警察は地道な捜査を続けながら犯人の行方を追っています。