【速報】豊臣秀吉が築城「初代大坂城」石垣公開 来年4月展示施設オープン 約40年前水道工事で発見 高さ約6メートルの「野面積み」
約450年前に豊臣秀吉によって築城された“初代大坂城”の石垣の展示施設が整備され、一足早く展示スペースが報道陣にお披露目されました。
いまの大阪城の地下にあるのは高さ約6メートルの石垣で、約450年前、豊臣秀吉が大坂城を建てた頃のものです。
1615年の「大坂夏の陣」で豊臣側が敗れた後、徳川幕府が初代の大坂城の上に新しい城を築いたことから、これまで石垣は地下に眠り続けていました。
この石垣は、約40年前の水道工事で発見されたもので、「野面積み」と言われる自然の石を積み上げる方法で作られ、最も大きい石は1.5メートル四方にもなります。
これまで大阪市などは石垣の保存・公開を計画し、2013年から「太閤なにわの夢募金」を立ち上げ寄付を募っていました。先月末時点で約4億6千万円、8千件を超える寄附が集まり、石垣は新たな展示施設で保存公開されることとなりました。
新しい施設は「大阪城 豊臣石垣館」といい、来年4月1日(火)にオープン予定です。
施設は地上1階・地下1階で、観覧料は天守閣と合わせて大人1200円、大学生・高校生600円、中学生以下は無料です。
大阪市の横山英幸市長は「歴史の転換点の舞台となった大阪城の魅力を知ってもらい、その価値や歴史の真実に触れていただきたい。大阪城をはじめとする大阪の街の魅力をより一層発信してまいりたい」とコメントしています。