【ナゼ?】「もはや意地悪の限度を超えている」「ベンチの意味ないじゃん」東京・新宿区の“意地悪ベンチ”が物議!批判が相次ぐ理由とは?
新宿にある“意地悪ベンチ”と呼ばれるイスが物議をかもしています。一般的にベンチといえば、座って本を読んだりご飯を食べたりするなどリラックスできる場所なのですが、こちらのベンチは座面がアーチ状になっています。一体なぜなんでしょう?
🔳東京・新宿区の公園に設置された“座面がアーチ状のイス”が物議 新宿区は―
東京・新宿区にある「さつき児童遊園」に1996年に設置されたアーチ型のイスですが、「子どもや高齢の人はひっくり返って頭打つよ」との声が上がっていました。SNSでも「#意地悪ベンチ」「#排除ベンチ」と批判が相次いでいます。
なぜこんな形をしているのか?ベンチを設置する新宿区によると、「周辺の歌舞伎町などの繁華街から来る利用者が、夜間から早朝にかけて飲酒し大声で騒ぐなどするため、長時間の利用がしにくい構造のベンチを設置した」ということで、変更の予定はないそうです。
新宿区の吉住健一区長は『X』に、「ちなみに身長174cmのオッサンが座るとこんな感じです。ユッタリと本も読め、お茶やカップも置けます」と投稿しています。
“意地悪ベンチ”が設置された公園の向かいにある米穀店の店長は「20年~25年くらい前、ホームレスや外国の人が公園で朝まで宴会し、通学中の小学生にどなったり威嚇していた。私の店にも(小学生が)来た、『怖い 怖い』って。そういうことがあったから警察にも電話して、ああいう形になった。近所の住人としてはうれしい」と話しています。
🔳同じ新宿区の高架下広場のベンチには不自然なコーンが…
同じく東京・新宿区の“高架下広場”ではベンチの上に不自然なコーンが設置されたそうです。「え??何のためのベンチ?」「もう撤去したら良いのに…」などの声が上がっています。
問題となっているベンチは、3人掛けのベンチの上にコーンが2つ乗っています。そういったベンチ が2か所設置されています。新宿区によりますと、このベンチが設置されたのは2017年で、コーンが設置されたのは2023年9月だそうです。
なぜコーンが設置されたかと言いますと、ベンチが設置されて以降、新宿区に苦情が相次いだそうで、「夜間の騒音を防止するため利用を一時中断しています」という張り紙が掛けてあります。
また、広場のいたるところに「夜間は会話を控えてください」「禁煙」といった看板も立てられています。ほかにもスケートボートの騒音などでかなり苦情があったということで、こういった張り紙や警察官の巡回を実施したそうですが、改善されなかったということで、コーンをベンチに設置したそうです。
このあたりは駅に近いということもあって、マンションや戸建て住宅が多くあります。近所にお住いの方に話を聞きますと、「何のためのベンチなの」「ここまでする必要はあるのか?」「ここまでするなら撤去したらいいのに」「ほんと意地悪だよね」といった声がたくさん聞かれました。ただ、コーンの設置以降、苦情はなくなったということです。
これに対しても、新宿区・吉住区長は「現物は確認していないのですが、ニュースで見たところ現状では良くないと考えています」「有効な対応策を発案し指示を出せなかったのは、私の責任です。現地の方々と相談しながら、今後のあり方をなるべく早く決めていきたいと考えています」と、『X』に投稿しています。
新宿区によりますと、このコーンの措置は“暫定的”だそうで、すぐに取り外せるように結束バンドで固定しているだけになっています。今後は、地元の町会の人などと話し合って最善の策を行いたいとコメントしていました。
(「情報ライブミヤネ屋」2024年7月19日放送)