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【独自取材】「私が一番バカでした」偽・森永卓郎氏と偽・堀江貴文氏に騙され2000万円以上を失った被害者が激白「自分は大丈夫と思っていた」 急増する“著名人なりすまし投資詐欺”…あなたがやり取りしているその有名人、本当に“公式”ですか?

2024年4月26日 12:30
【独自取材】「私が一番バカでした」偽・森永卓郎氏と偽・堀江貴文氏に騙され2000万円以上を失った被害者が激白「自分は大丈夫と思っていた」 急増する“著名人なりすまし投資詐欺”…あなたがやり取りしているその有名人、本当に“公式”ですか?
“なりすまし投資詐欺”による被害急増

 今、急増している“著名人になりすましたSNS型投資詐欺”。『ミヤネ屋』は、“偽・森永卓郎氏”が呼び掛ける詐欺広告によって、実際に2000万円もの投資詐欺に遭った被害者を独自取材。「そんな詐欺広告に、私は絶対騙されない」―そんな方こそ危ない、巧妙過ぎる偽広告とは?自身もニセ広告に使われてしまっているという、元経産官僚・岸博幸氏の解説です。

「私が一番バカでした」“森永卓郎氏を名乗る人物”のオススメ株に次々と振り込み、総額2000万円の被害に遭った女性 騙されたと気づいた後に頼ってしまったのは、“公式・堀江貴文”を名乗る人物

(Aさん)
「もう、生きてられないという感じ。あぁ、何てことしてしまったんだろうと思って…」

 こう落胆するAさん(70代)。日頃から株式投資をしていて、今後の株価の動向が気になってネットで検索したのは、2024年2月末のことでした。

(Aさん)
「自分が開いたホームページに顔写真が7~8人載っていて、そこに森永さんやホリエモンの名前があったんです。一個一個、顔の下にLINEの窓口があって」

 Aさんが行きついたのは、経済アナリスト・森永卓郎氏ら著名人の写真が掲載された、投資を呼び掛けるホームページ。写真の下にはLINEの友達登録に繋がるリンクがあり、クリックしたところ、森永氏(を名乗る人物)と繋がったといいます。

-(偽・森永卓郎氏)
-『投資市場においては、タイミングが非常に重要です。一瞬のチャンスを逃すこともあります』

 巧みな口車に乗せられ、Aさんは疑うことなく“お買い得株”について相談。開始2日で11万円の儲けが出たため、すっかり信じ込んでしまいました。

-(Aさん)
-『先生もお体充分ご自愛くださいませ』
-(偽・森永氏)
-『あなたの心配をしていただき、ありがとうございます。私の体調は回復に向かっています』

 言葉におかしい部分があるものの、特に違和感に気づくことはありませんでした。