【万博】日本館で世界最大級の「火星の石」特別展示 南極観測隊が昭和基地周辺で採取 重さ約13キロ
大阪・関西万博で、政府が出展する「日本館」で、2000年に南極観測隊が採取した世界最大級の「火星の石」が特別展示されることがわかりました。
日本館での展示が決まった「火星の石」は、日本の「南極観測隊」が昭和基地の周辺で採取したもので、ラグビーボールほどの大きさで重さは約13キロあり、経済産業省によりますと、火星に関する隕石としては世界最大級です。
3つのエリアで構成される「日本館」のテーマは“循環”で、 他にも、「はやぶさ2」が小惑星「リュウグウ」から持ち帰った砂などが展示されるほか、 併設される会場内の生ごみを微生物の力で分解し、エネルギーを生み出す「バイオガスプラント」の見学ツアーもできるということです。
一方、大阪市内には、会場での感染症の流行状況などを分析する専門機関が設置されました。
期間中は海外から多くの来場者が見込まれることから、救護施設の受診者や体調不良のスタッフに関する情報を分析し、広く発信する計画です。
国立感染症研究所の職員ら22人体制で対応し、担当者は「期間中の感染症予防に全力を尽くしたい」としています。