児童虐待の情報を警察と即時共有へ 6歳男児虐待死亡事件を受け 神戸市「より迅速な対応に繋げたい」
神戸市西区で6歳の男の子が虐待され死亡したとされる事件を受け、神戸市が児童虐待に関する情報を警察とリアルタイムで共有するシステムを導入する方針を固めたことがわかりました。
2023年6月、神戸市西区で穂坂修くん(6)が死亡した事件では、母親や叔父ら家族4人が傷害致死などの罪で起訴されました。
市が設置した第三者委員会は児童相談所などの対応を検証。家族が拒否したことで一時保護が見送られたことから、「警察との連携が不足していた」とする報告書を先週公表しました。
事件を受け、兵庫県は昨年、虐待に関する情報を警察とリアルタイムに共有するシステムを導入していて、神戸市もこれに参加するため、来年度にも予算を盛り込む方針を固めたということです。
市は、これまでは電話などで警察と連絡をとりあっていましたが、市民からの通報など早い段階から情報を共有することで、「より迅速な対応に繋げたい」としています。導入の時期は決まっていないということです。