兵庫県議86人全員が「辞職要求」の異例の事態　斎藤知事は続投の意思「仮定の話にはお答えできない」

　兵庫県の斎藤元彦知事に対し、県議会の無所属議員4人も知事に辞職を求めることが分かりました。86人の県議全員が“辞職要求”することになります。

　斎藤知事に対しては、9日、第2会派の「維新の会」が「辞職」と「出直し選挙」を求めたほか、最大会派の「自民党」が、12日、辞職を要求することを明らかにしています。

　これまでに、第3会派の「公明党」や、第4会派で立憲民主党系の「ひょうご県民連合」など、他のすべての会派が同調する方針を示していますが、4人いる無所属議員も同調することが、新たにわかりました。これで、県議会86人の議員全員が、知事の辞職を求める異例の事態となりました。

　一方、10日、取材に応じた斎藤知事は…。

　兵庫県・斎藤元彦知事
「県議会の動きですので、県議会がどういうふうに判断するかと思いますけど、まだ具体的な提案とかこれからですから、仮定の話にはお答えできない」

　このように述べたうえで、改めて続投する意思を示しました。