×

放課後デイサービス利用の中高生に繰り返し暴行「犯行は常習的」施設代表の男に執行猶予付き有罪判決

2024年9月9日 12:27
放課後デイサービス利用の中高生に繰り返し暴行「犯行は常習的」施設代表の男に執行猶予付き有罪判決

 大阪府吹田市の放課後等デイサービス施設で、複数の利用者に繰り返し暴行を加えた罪に問われている施設の代表に対し、大阪地裁は9日、執行猶予付きの有罪判決を言い渡しました。

 大阪府吹田市の放課後等デイサービス施設「アルプスの森」の代表、宇津慎史被告(61)は昨年2月以降、兄で施設職員の雅美被告(66)とともに、利用者の中高生らに繰り返し暴行を加えた罪に問われています。慎史被告は起訴内容を認め、検察側は懲役1年2か月を求刑していました。

 この日の判決で大阪地裁は、「1か月余りに多数回暴行を行うなど犯行は常習的だが、前科、前歴がなく反省の意を示している」として、慎史被告に対し、懲役1年2か月、執行猶予3年を言い渡しました。
 この施設をめぐっては、兄の雅美被告が送迎の際に安全管理を怠り、利用者の中学生(当時13歳)を死なせた罪にも問われています。