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【速報】「吉村共同代表が本人を説得」維新が斎藤知事に辞職と出直し選挙申し入れへ「方針を転換する、県政の停滞は事実」藤田幹事長 不信任決議案にも言及

2024年9月9日 13:31
【速報】「吉村共同代表が本人を説得」維新が斎藤知事に辞職と出直し選挙申し入れへ「方針を転換する、県政の停滞は事実」藤田幹事長 不信任決議案にも言及

 兵庫県の斎藤元彦知事の“パワハラ”などの疑惑が告発された問題で、日本維新の会の藤田文武幹事長が9日、記者団に対し、「百条委員会、第三者機関の調査結果は出ていないステージだが、職員らの証言から一定の事実が浮き彫りになっており、県政の停滞を招いたのは事実。辞職して出直し選をすることで県民の信を問うことが政治家に許された一つの手段」と語りました。

 午後1時ごろ、国会内で取材に応じた藤田幹事長は「(大阪府知事の)吉村共同代表が知事本人とコンタクトをとり、説得した」と明かしました。その上で、「中立かつ是々非々の立場で、百条委などの調査の結果が出てから判断するとしていたが、方針転換する。判断が遅いという批判は真正面から受け止めたい」と話しました。

 申し入れに対し、斎藤知事が辞職を表明せず、他会派が不信任決議案を県議会が提出した場合、藤田幹事長は「我々は賛同せざるを得ない」とし、辞職勧告だった場合は「単独で不信任決議案を出すことをも検討する」との見解を示しました。

■斎藤知事「百条委員会の調査にしっかり対応し、県民の皆さんの暮らしや生活にとって大切な事業をこれからも進めていく」

 斎藤知事の疑惑をめぐっては、6日に行われた百条委員会の証人尋問の後、兵庫県議会最大会派の「自民党」が、知事に辞職を求めることを決め、「公明党」や立憲民主系の「ひょうご県民連合」などが、同調する方針を示しています。さらに、「ひょうご県民連合」は19日から始まる県議会で、不信任案を提出する方針を固めています。

 これに対し、3年前の県知事選で初当選した際に斎藤知事を推薦した第2会派の「維新の会」は、「百条委員会での説明が県民の納得するものとは言いがたく、県政に支障が出ている」などとして、自民党などとは別に、知事に辞職を求めた上で、「出直し選挙」で民意を問うべきとする申し入れを9日午後に行うことを決めました。

 斎藤知事は9日午前、記者団に対し、と述べ、改めて続投する考え示しています。