【速報】維新・増山誠県議ら3人が記者会見 N党・立花氏への情報提供の経緯説明 兵庫
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兵庫県の斎藤元彦知事の一連の疑惑を調べる百条委員会の委員を辞任した維新の増山誠県議らが、23日午後1時から記者会見を開き、去年10月に非公開で行った証人尋問の音声データをNHK党の立花孝志氏に提供した経緯を説明しています。
去年10月25日に行われた百条委員会では、片山前副知事に対する証人尋問が行われましたが、県知事選への影響を避けるためとして、尋問の様子は選挙が終わるまで「非公開」となっていました。しかし、選挙期間中に尋問中のやりとりの音声データがSNS上に流出。片山元副知事が告発者の私的情報について証言するのを、奥谷委員長が制止する様子が収録されていました。
増山県議は19日、インターネットメディアのYouTube配信に出演し、「発言を録音して(NHK党の)立花孝志氏に(音声データを)提供したのは私」と明らかにしたうえで、「元県民局長が文書を作った経緯について、多くの事実のより広く県民の方が知ってもらって選挙に臨むことが重要だという強い思いがあった」と理由を説明していました。
しかし、証人尋問を非公開とするかどうかを多数決で決定する際、先月に亡くなった竹内英明県議が非公開に「反対」の立場をとっていた一方、増山県議は「賛成」の立場をとっていました。百条委員会の奥谷委員長は、きのうコメントを出し、この行動の矛盾について「政治的意図を考えざるを得ないと思っている」としました。
会見には死亡した竹内県議を知事下ろしの“黒幕”だとする文書を立花氏に手渡す現場に居た岸口実県議と、立花氏に情報源として名指しされた白井孝明県議も出席しています。