【波紋】「県民がこの情報を知らずに行動していいのか」維新の兵庫県議が非公開データをN党・立花氏に提供 吉村代表「ルールに反している」
兵庫県の百条委員会のメンバーで、維新の増山誠県議が19日、非公開の音声データをNHK党の立花孝志氏に提供したと明らかにし、波紋を呼んでいます。
(インターネット番組での発言)
「10月25日の(公開前の)片山元副知事の発言を録音して立花氏に渡したのは私です」
19日、インターネット番組でこう述べたのは、斎藤元彦知事の疑惑を調べる百条委員会のメンバーで維新の増山誠県議。
音声は2024年10月、知事選の告示直前に開かれた百条委員会で録られたもので、知事選への影響を避けるため公開は選挙後とされていました。
音声データの中には、知事を告発した元局長の私的な情報を話そうとする片山安孝元副知事の発言がさえぎられる場面などが含まれていて、立花氏がSNS上などで証人尋問のやりとりだとして選挙期間中に公開していました。
知事選では会派と別行動で斎藤知事の支援に回った増山県議。百条委員会で決めたルールを自ら破った理由について…。
増山誠県議(インターネット番組での発言)
「県民の皆さんが、この情報を知らずに行動していいのかという思いがあった」
自身の正義感を盾にルールを破ってまで行われた情報漏洩。知事選直後には…。
維新・増山誠県議
「これだけマスコミにたたかれて偏向報道を受けたのにもかかわらず、県民のみなさまの声が勝った。歴史的なことなので非常にうれしい」
所属議員の情報漏洩に20日、日本維新の会・吉村洋文代表が言及しました。
日本維新の会・吉村洋文代表
「選挙にどこまで影響を与えたかは分からないが、ルールに反しているのは事実で(情報漏洩は)するべきではなかった」