【速報】非公開の百条委尋問「音声データを立花氏に提供」維新・増山誠県議がネット配信出演で明かす 斎藤知事の疑惑調べる百条委員会の委員「この場を借りて謝罪したい」
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斎藤知事の一連の疑惑を調べる百条委員会が、去年10月に非公開で行った証人尋問の音声データが、SNS上に流出した問題で、百条委員会のメンバーで第二会派「維新」の増山誠県議は19日、インターネットメディアのYouTube配信に出演し、「発言を録音して(NHK党の)立花孝志氏に(音声データを)提供したのは私」だと明らかにしました。
■立花氏に渡した理由「マスコミに提供しても握りつぶされてしまう」
増山県議は「元県民局長が文書を作った経緯について、多くの事実をより広く県民の方が知ってもらって選挙に臨むことが重要だという強い思いがあった」と理由を説明しました。
その上で、「期日よりも前に提供したこと自体はルール違反なので、この場を借りて謝罪したい。この度は申し訳ありませんでした」と謝罪しました。
音声データを立花氏に渡した理由について、増山県議は「マスコミに提供しても握りつぶされると考えた」と話し、今になって経緯を明かした理由について、同じ会派の岸口実県議が「データを流出させたとする風説がでていた」ことを挙げました。
■議会関係者の一人「選挙の情勢に影響、百条委の信用性をおとしめた」
去年10月25日に行われた百条委員会では、片山前副知事に対する証人尋問が行われましたが、県知事選への影響を避けるため尋問の様子は選挙が終わるまで「非公開」となっていました。
しかし、選挙期間中に尋問中のやりとりの音声データがSNS上に流出。片山元前知事が告発者の私的情報について証言するのを、奥谷委員長が制止する様子が収録されていました。
議会関係者の一人は「音声データの流出によって、選挙の情勢に影響が出た上、百条委員会の信用をおとしめることに繋がってしまった」と話していました。
さらに、百条委員会の奥谷委員長は18日、音声データの流出を例に挙げ、「業務を妨害された」として警察に相談する意向を明かしていました。