柱のない大空間に折り紙モチーフの天井、”オールジェンダートイレ”も 万博の最寄り駅「夢洲駅」公開
来年春に開幕する大阪・関西万博の“最寄り駅”となる「夢洲(ゆめしま)駅」が、来年1月の開業を前に初めて公開されました。
31日、公開されたのは、万博会場への唯一の鉄道として建設が進められている大阪メトロ・中央線の夢洲駅です。
山本真帆 記者
「1時間あたり2.3万人の利用を見込んでいる、ここ夢洲駅では、改札に向かうまでの間、柱のない大空間を作ったということです」
520億円を投じて作られた夢洲駅は、折り紙をモチーフにした天井や門をくぐるイメージの照明など、日本らしさにこだわった作りで、すでに全体の9割ほどが完成しています。
大阪メトロ・中井亮太朗 部長
「万博会場には1日22.7万人が最大でお越しになる。駅に降りていただいた時から、『万博に行くぞ』という気持ちでわくわくしながら光のトンネルを通っていただいて、来場者の皆様をお迎えし、お見送りするような駅でありたい」
また、世界中から万博に訪れる人たちの多様なニーズに対応するため、誰でも利用することができる「オールジェンダートイレ」も大阪メトロとして初めて設置されました。
万博終了後のIR(統合型リゾート)開業も見据え、魅力ある駅の建設を目指すとしていて、来年1月19日に開業予定です。