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【プロ直伝】5年ぶりの奇跡“最大9連休”の年末年始は国内旅行が熱い!ホテル代高騰の今、知る人ぞ知る『国民宿舎』の魅力&お得な予約テクニックを専門家が伝授

2024年12月8日 9:00
【プロ直伝】5年ぶりの奇跡“最大9連休”の年末年始は国内旅行が熱い!ホテル代高騰の今、知る人ぞ知る『国民宿舎』の魅力&お得な予約テクニックを専門家が伝授
国内旅行の超お得プランを紹介!

 5年ぶりに最大9連休が見込める2024年の年末年始ですが、円安の影響もあってか国内旅行が大人気。ホテル代高騰の中、注目される『国民宿舎』とは?プロが教える『4つの得する予約テクニック』とは?航空・旅行アナリストの鳥海高太朗氏の解説です。

■旅行するなら「後半のほうが動きやすい」 リゾートホテルや高級温泉宿も人気

 年末年始は2024年12月28日~2025年1月5日まで、2019年以来5年ぶりとなる“奇跡の9連休”。航空・旅行アナリストの鳥海高太朗氏は「長期に休める場合は海外旅行に人気が集まるが、2024年は円安もあり、国内が人気」と話していて、『楽天トラベル』によると、年末年始の国内旅行・予約泊数は前年比1.2倍です。

Q.年末年始の国内旅行が増えているんですね?
(航空・旅行アナリスト 鳥海高太朗氏)
「そうですね。やはり円安・物価高の影響が色濃く出ているかなと思います。東南アジアはすごく人気がありますが、海外に行く人は2019年比で5~6割程度です。国内で豪遊しても海外旅行と変わらない金額になるので、沖縄のリゾートホテルや1泊10万円以上する温泉宿などは売れています。一方で、予算を見ながら、何日か国内旅行に行って後半は家でのんびり、という人も多いのかなと思います」

Q.国内旅行なら、年末を旅行先で過ごして元日は家で過ごせますし、その逆もできますよね?
(鳥海氏)
「特に前半、27日午後から28日・29日に物凄い混雑が予想されるので、どっちかというと後半のほうが動きやすいかなと感じます」

■今、注目の国民宿舎『サンライズ九十九里』を直撃取材!年末年始の予約状況は?

 元々高いホテル代が年末年始でさらに高騰する中、注目されているのが公営の『国民宿舎』です。公営の国民宿舎とは、国立公園や温泉地など自然環境に優れた休養地に建つ、公共の宿のこと。北は北海道・南は九州まで、46か所の自然豊かな土地に設立しているといいます。

 カニ食べ放題・絶景・露天風呂などが楽しめるということで、今回『ミヤネ屋』が向かったのは、東京都心から約90分の千葉・九十九里町。そこにそびえ立つのが、九十九里浜のシンボル的存在となっている国民宿舎『サンライズ九十九里』です。

 全ての客室から一望できるオーシャンビュー。雄大な水平線からゆっくりと昇るサンライズ。日の出が見られる施設として人気だといいます。

Q.このお部屋の料金は?
(『サンライズ九十九里』荒井洋一副支配人)
「一人当たり1万8260円です」

Q.お食事もついてのお値段ということですか?
(荒井副支配人)
「はい、一泊2食になっております」

 ちなみに、和室の宿泊費は一人1泊1万7710円(4人以上で1人1100円引き)です。(2024年12月1日の取材時点)

 さらに、この施設の売りは、景色以外にも。冬場でも楽しめる温水プール場や、太平洋を一望できる大浴場なども無料で利用可能です。

 そして、ホテルといえば、気になるのが食事。千葉県産の海の幸を中心に、約50種類の料理をビュッフェ方式で提供しています。

 中でも人気なのが、追加料金ナシでいただける『カニの食べ放題』。2024年12月1日から2025年3月31日までの期間限定です。

 年末年始になると宿泊費3万円を超えるホテルも少なくありませんが、国民宿舎『サンライズ九十九里』は2万2110円~と、通常の宿泊費に4000円前後を足したお値段から宿泊が可能です。

 肝心の予約状況は―。

(『サンライズ九十九里』柴田健次支配人)
「正直申し上げて、かなり予約が入ってきている状態ではあるんですが、キャンセルされることがすごくありますので、タイミング良くお電話ないしネットなどで見ていただいて、空きが出ていれば予約できます。うちのほうでもSNSで情報を載せたり、いろんなことを少しずつ工夫しながら、お客さんに周知できるように努めております」

■「昔のイメージとは違う」絶景&絶品でもお手頃価格!知る人ぞ知る『国民宿舎』の魅力

 ホテル代高騰の中で注目される『国民宿舎』は、公営の宿舎なので、条例により宿泊料が定められているところもあり、容易に値上げできない宿舎もあるということです。

Q.鳥海さんは、国民宿舎に泊まったことはあるんですか?
(鳥海氏)
「サンライズ九十九里は講演会で訪れたことがあって、千葉県出身なので、この場所にはよく行きます。建物がすごくユニークで、すごく景色が良くて、展望風呂に入りながら見る初日の出も間違いなく最高です。また、国民宿舎自体のサービスが良くなってきているので、昔のイメージとは違います。それでも条例で価格は上げられないので、うまいところを突いていますね」

 他にも、茨城・日立市の『鵜の岬』は、35年連続利用率ナンバー1の国民宿舎です。2023年度の客室稼働率は99.7%と、ずっと埋まっている状態。一泊2食付きで年末年始1万3680円~となっています。

 また、人気の観光地、宮崎・高千穂にある『ホテル高千穂』は、一泊2食付きで年末年始1万8700円~。泊まるだけではなく、高千穂名物『川下り』や『雲海』を楽しめるのもポイントだということです。

■まだ間に合う?年末年始の国内旅行、プロ直伝の『得する予約テクニック』4選

 鳥海氏によると、『日程は年明け』『移動は新幹線』『ホテルは“駅遠”(レンタカーがオススメ)』『予約は直前まで粘る』の4つが、得する予約テクニックだということです。

Q.日程は年明けが良いんですね?
(鳥海氏)
「2024年は年明けのほうが確実に安いです。あと、ビジネスホテルは直前に急に値段を下げる宿が出てくるので、天気なども見ながら、直前で思い切って決めます。特に1月1日・2日は新幹線も混んでいないので、1日から1泊、天気を見て決めても良いです。直前で安い所に出かけるというのも、一つの考え方としてあるかなと思います」

(「情報ライブ ミヤネ屋」2024年12月2日放送)

最終更新日:2024年12月9日 10:10