【独自】大阪府警「見当たり」捜査員が酒に酔って容疑者の顔写真を紛失 指名手配捜査の強化月間中に…
指名手配犯の顔写真などを記憶して街中の人混みを捜査する「見当たり捜査」を担当する大阪府警「捜査共助課」の捜査員が、酒に酔って容疑者など175人の顔写真を紛失していたことがわかりました。
捜査関係者によりますと、大阪府警刑事部・捜査共助課の40代の男性捜査員は16日、大阪市浪速区日本橋の路上で酒に酔い、容疑者など175人の顔写真などが入ったリュックサックを紛失したということです。
捜査共助課の捜査手法は、一般には公開されていない指名手配の容疑者の顔写真を記憶して繁華街や駅などの人混みの中から見つけ出す「見当たり捜査」と呼ばれています。捜査員は常時、指名手配犯の顔写真を持ち歩き、顔の特徴を記憶しながら街中で捜査にあたっています。
今年9月末時点で、指名手配中の容疑者は、全国で約600人いるということで、11月は、全国の警察で指名手配犯を重点的に捜査する強化月間でした。
男性捜査員は2年8カ月ほどの見当たり捜査歴があるということです。
大阪府警は、リュックサックは盗まれたとみて捜査を始め、すでに容疑者を逮捕しているということですが、顔写真は現在も見つかっていないということです。