失職した斎藤前知事が駅で街頭活動　知事選は11月17日に投開票　前尼崎市長の稲村氏らも立候補へ

　30日午前0時に失職し、知事選への出馬を表明した兵庫県の斎藤元彦前知事が、この日朝から地元の駅に立ち、街頭活動を行っています。

　30日朝から、地元の須磨駅の街頭に立った斎藤前知事。県議会での全会一致での不信任決議を受けて、この日午前0時に失職しました。選挙までの間、議会は知事不在で行われ、知事の職務は副知事が代行します。議会を解散せず、知事選への出馬を表明した斎藤氏は、有権者に一連の疑惑を巡る県政の混乱を謝罪したうえで、選挙に向けた心境を語りました。

　兵庫県・斎藤元彦 前知事
　「頑張れという声もあれば、おそらく厳しい思いをお持ちの方もおられると思いますので、自分なりに受け止めたというところです」

　知事選には、前尼崎市長の稲村和美氏が立候補を表明していて、稲村氏は政党の支援は受けずに出馬する予定で、「県政の混乱をこのままにできない」とコメントしています。また、医師で無所属の大沢芳清氏が「共産」の推薦を受けて出馬する予定のほか、最大会派の「自民」と第二会派の「維新」もそれぞれ独自候補の擁立を目指しています。

　選挙管理委員会は先ほど、知事選について、10月31日に告示し、11月17日に投開票すると発表しました。ただし、衆院選の日程次第では、変更する可能性もあるとしています。