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【速報】失職した斎藤知事が朝から街頭活動 説明や公約訴え行わず「おはようございます」挨拶繰り返す 知事選には尼崎前市長らも出馬意向

2024年9月30日 7:42
【速報】失職した斎藤知事が朝から街頭活動 説明や公約訴え行わず「おはようございます」挨拶繰り返す 知事選には尼崎前市長らも出馬意向
駅前で街頭活動する斎藤氏(JR須磨駅前 午前7時すぎ)

 30日午前0時に失職し、次期知事選に出馬の意向を示している兵庫県の斎藤元彦知事は、失職直後の30日朝、地元の駅前で街頭活動を行いました。

 神戸市須磨区のJR須磨駅前では、スーツ姿の斎藤氏が午前7時ごろから街頭に立ちました。斎藤氏は一連の疑惑に対する説明や公約などを訴えるのではなく、通勤・通学する駅の利用者らに「おはようございます」と頭を下げての挨拶を繰り返し、時折、「頑張って」「応援します」などと声をかけられたり、学生と写真撮影に応じたりする場面もありました。

 斎藤氏は、「最初のスタートが須磨駅なので、ここを原点としてゼロからのスタートをしたいと思った。3年前は私を知らない人が大半だった」と振り返り、「反応は厳しい声もあれば、頑張れという声もある。朝立ちは毎日続けたい」と語りました。

 パワハラなどの疑惑をめぐり、県議会による不信任決議を受け、斎藤氏は議会の解散ではなく、失職し出直し選挙に出馬する意向を示し、30日午前0時に自動失職しました。

 次の兵庫県知事選には、医師で無所属の大沢芳清氏が「共産」の推薦をうけ出馬する予定のほか、県議会で最大会派の「自民」と第二会派の「維新」もそれぞれ独自候補を模索しています。

 また、前尼崎市長の稲村和美氏が知事選に立候補する意向を固めたことが関係者への取材で分かりました。稲村氏は、兵庫県議会議員を経て尼崎市長を3期務めました。関係者によりますと、稲村氏を支援する市民らによる政治団体が立ち上がり、立候補の要請をしたということです。

 知事選は11月10日か17日を軸に調整中で、9月30日の選挙管理委員会の会合で日程が決まる見通しです。