高松市サンポート地区のプロムナード化計画「平日は当面　車両通行可能に」香川県知事

　大型施設の建設が進む高松市サンポート地区で、車道を歩行者専用の空間とするプロムナード化の計画について、香川県の池田知事は、これまでの方針を変更し、当面、平日は車が通行可能とする考えを示しました。

（池田豊人知事）「歩行者空間として整備をしていく方針で進めますが、道路構造 を工夫することで、平日は車両が通行出来る運用を検討しております。」

　22日の定例会見で、香川県の池田知事が初めて明らかにしました。サンポート地区のプロムナード化は、JR高松駅北側の市道などを歩行者天国にして、更なる賑わいを生み出そうとしています。一方で地区周辺の一部の住民からは「災害時に緊急車両の通行が難しくなる。」「近隣住民が避難する経路が減る。」など、利便性の低下を懸念する声が上がっていました。

　池田知事は先月開いた住民への説明会で方針を示したとして、災害時の他、当面、平日は車が通行出来る運用を検討していると明らかにしました。県は今後具体的な図面を作成し、高松市などと協議していくとしています。