新型コロナウイルスのワクチン接種について、ＷＨＯ（＝世界保健機関）は、健康な子どもへの追加接種が必要だという証拠はないとの認識を示しました。

ＷＨＯ主任科学者「現時点で、健康な子どもや若者に追加接種が必要という証拠はない。全く証拠がない」

ＷＨＯの主任科学者は１８日、このように述べ、途上国などにワクチンが十分に行き渡っていない現状を踏まえた上で、追加接種のあり方については今後さらに議論が必要との考えを示しました。

また、テドロス事務局長は、先週報告された世界の感染者数が１８００万人を超え、過去最多となったことを明らかにしました。一方で、死者数については大幅な増加はなく、「安定している」としています。

その上で、「国によっては感染がピークに達し、最悪の事態は脱したと期待されるが、安心できる国はない」と警戒を呼びかけました。