医療・介護従事者の死者数8万~18万人に
WHO=世界保健機関は21日、新型コロナウイルスによる医療・介護従事者の死者数が8万人から18万人にのぼると発表しました。
WHOによりますと、去年1月から今年5月までの間に、世界で8万人から18万人の医療・介護従事者が、新型ウイルスにより死亡したと推定されるということです。
WHO・テドロス事務局長「WHOは世界中の医療・介護従事者を守るための声明を発表します」
テドロス事務局長は、医療・介護従事者への優先的なワクチン接種や、安全な労働環境を整えるよう、すべての加盟国に要請しました。
また、アフリカの医療従事者のワクチン接種率が1割以下にとどまっていると指摘した上で、今月末に開かれるG20=20か国・地域首脳会議で、ワクチン格差の解消に向けた議論が進むことに期待感を示しました。