WHO“追加接種”必要性を示すデータなし
WHO=世界保健機関は、新型コロナウイルスのワクチンの追加接種、いわゆる「ブースター接種」について、現時点では、科学的に必要性を示すデータはないとの見解を示しました。
WHO主任科学者
「これまでのデータは、追加接種が必要であることを示していないと考えている」
WHOの主任科学者は18日、ワクチンは感染力が強いデルタ株に対しても効果があるのは明らかだとした上で、追加接種について、現時点では、科学的に必要性を示すデータはないとの見解を示しました。
また、「重症化の予防について、ワクチンの効果が減少するというデータは出ていない」とも指摘し、今後さらに調査を進めるとしています。
一方、テドロス事務局長は、イスラム主義勢力タリバンにより制圧されたアフガニスタンについて触れ、女性たちが全ての医療サービスを受けられるようにするよう呼びかけ、WHOのスタッフがアフガニスタンにとどまることを明らかにしました。