英国 EU加盟国や米国渡航者の隔離免除へ
イギリス政府は28日、EU(=ヨーロッパ連合)の加盟国やアメリカからの渡航者について、ワクチンの接種などを条件に入国後の隔離を免除すると発表しました。
ロンドンを含むイングランドでは、来月2日からEU加盟国やアメリカからの渡航者について、新型コロナウイルスワクチンの接種を完了していれば到着後の隔離措置が免除されます。ただ、イギリスへ出発する前と到着後に検査が義務づけられるほか、フランスについては、南アフリカで最初に確認されたベータ株が広がっている懸念があるため適用外となります。
イギリス政府はまた、イングランドから出発し外国を巡るクルーズ船の運航を認めることも発表しました。打撃を受けた国内の観光業を徐々に回復させたい考えですが、アメリカはデルタ株の感染拡大を理由にイギリスへの「渡航中止勧告」を出しています。