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小平奈緒「医療従事者に思いを寄せて」

2021年10月4日 21:23
小平奈緒「医療従事者に思いを寄せて」

4日、スピードスケートの平昌五輪金メダリスト、小平奈緒選手が長野・エムウェーブで練習を公開し、会見を行いました。

北京五輪シーズンの開幕戦となる全日本距離別選手権を22日に控え「いよいよ北京五輪のシーズンが始まるんだなという気持ち。昨年は体に違和感がありどんよりしていたが、今年は体が自由に動く」と順調な調整ぶりをアピールしました。

社会人1年目のころから、試合で着用するユニホームにメッセージ性を持たせることを大切にしてきたという小平選手。この日の練習で今季の青と白を基調とした新しいユニホームを披露しました。「医療従事者のみなさんに感謝を示す青と、病院の先生方が日々着ている白衣をイメージする白が今季のテーマ。日々そういった皆さんの支えの中で滑ることができていることを忘れないためにも今季のユニホームは青と白。思いを寄せて滑りたい」とユニホームに込められたメッセージを明かしました。

また、東京五輪で印象的だった選手について聞かれた小平選手は、柔道の男子73キロ級で連覇を果たした大野将平選手の名前を挙げました。「大野選手の『自分が何者なのかを証明するために戦うことができた』という言葉を聞いて、それを表現する舞台が、4年に一度のオリンピックなんだなと感じた。その舞台でしっかりと自分は何者なのかを証明しきった姿がすごく輝いて見えた」と語りました。

東京五輪で躍動する選手の姿に刺激を受けた小平選手は4か月後の北京五輪へ向け「東京五輪から心が熱いまま、熱い気持ちを引き継いで北京五輪シーズンに臨める」と語りました。


写真:日刊スポーツ/アフロ