来年２月の北京五輪への挑戦権を得るためのカーリング女子日本代表決定戦が１０日、北海道・稚内市で始まりました。対戦するのは藤澤五月選手などを擁する平昌銅メダルのロコ・ソラーレと今年の日本選手権を制した北海道銀行。３日間で５試合行われる予定で、先に３勝した方が、１２月に行われる世界最終予選へ出場。その最終予選で３位以内に入れば、北京五輪への出場権できます。

３対２、ロコ・ソラーレのリードで迎えた第５エンド。互いのストーンをハウス外にはじく攻防戦が続きます。ロコ・ソラーレ藤澤選手が最後の一投で、ハウス手前にあった自チームのストーンを中にうまくはじき、ナンバー１ストーンを作ります。対する北海道銀行の吉村紗也香選手は、ここをうまく攻めきれず、ロコ・ソラーレが１点を加え、４対２とリードを広げます。

平昌五輪で一躍話題になったハーフタイムでの栄養補給“もぐもぐタイム”ではロコ・ソラーレのメンバーはパイナップルなどを、北海道銀行側はカステラなどを口にしていました。

後半、５対５の同点に追いつかれたロコ・ソラーレは第９エンド、相手チームのストーン２つがハウス中央に位置している状況。藤澤選手が最後の一投で、はじき出そうと試みるもうまくいかず、５対６と逆転を許します。しかし、第１０エンドでプレッシャーがかかる最後の一投を藤澤選手がうまく決め、６対６に追いつき、延長戦へ。

後攻の北海道銀行に１点を取られ、トータル６対７。ロコ・ソラーレは第１戦を落としました。

写真：森田直樹／アフロスポーツ
※写真は２０１９年２月の日本選手権