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ウクライナ情勢緊迫し“安全資産”金の価格上昇…コロナ前の「約1.4倍」も

2022年2月23日 20:07
ウクライナ情勢緊迫し“安全資産”金の価格上昇…コロナ前の「約1.4倍」も

ロシアのプーチン大統領がウクライナの一部地域への軍の派遣を指示したことを受け、バイデン大統領は「侵攻の始まりだ」と非難しました。緊迫するウクライナ情勢への懸念から、いま価格が上がっているのが「金」です。

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23日、東京・新宿にあるブランド品などの買い取り店「KOMEHYO新宿店」に60代の会社員が訪れました。

金を売りに来た人
「ウクライナ情勢で金が上がっているニュースを耳にしたので」

金のネックレスや、イヤリングなどを売りに来たと言います。

金を売りに来た人
「喜平の18金」

早速、査定すると――

鑑定士
「こちらのネックレスで5万3300円」

金を売りに来た人
「なるほど」

40年ほど前に約4万円で購入したというネックレスは、今回5万円を超える買い取り価格になりました。そして、ネックレスなど合計7点で――

鑑定士
「こちらトータルで13万9000円」

金を売りに来た人
「そんなになるんですね」

鑑定士
「ご想像されていた金額と?」

金を売りに来た人は、「ちょっと多いです、よかった。これでお願いします」と買い取りを依頼し、思っていた以上の値段がついたようで、「子供たちがちょうど新宿にいるので、ちょっとおいしいお昼食べようかなと。伊勢丹の上とか」と話しました。

有事の際の安全資産とされる金の価格は上昇が続き、21日には金の先物の価格が、1グラムあたり7040円台まで上昇し、最高値を更新しています。

世界的なインフレが懸念される中、ウクライナ情勢が緊迫化したため一段と値上がりした形です。

KOMEHYO新宿店でも、金の買い取り価格の相場は、コロナ前と比べると約1.4倍になっているといいます。

KOMEHYO新宿店 鑑定士・伊藤慶一郎さん
「金相場に伴いまして、(店の)金の買い取り相場も過去最高。(金の買い取りの)お問い合わせも増えておりますので、今後も増えていく可能性がございます」

また、原油価格も世界的に高騰していて、ウクライナ情勢の影響がさまざまなところで出てきています。

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