外国為替市場で円安が進み、29日午前に円相場は一時、1ドル＝160円台とおよそ34年ぶりに節目の円安水準まで達しました。ただ午後には一転して5円以上円高に進み一時、1ドル＝154円台をつけました。市場関係者の間では、政府・日銀が為替介入に踏み切ったとの見方が広がっています。

――為替介入についての指摘がされていますが？

財務省　神田財務官「今はノーコメントで。今作業している」

介入するかどうかを判断する財務省の幹部はコメントを避けています。

市場関係者からは、「もし為替介入をしたのなら一定のレッドラインは示せた」との声がある一方、「時間稼ぎでしかない」との指摘も出ています。