円相場が一時1ドル=157円を突破 34年ぶりの円安ドル高水準を更新
円安に歯止めがかかりません。円相場が一時、1ドル=157円を突破しました。
外国為替市場で円相場は一時、1ドル=157円台まで下落し、1990年5月以来、およそ34年ぶりの円安ドル高水準を更新しました。
アメリカの利下げが遅れるという見方が強まっている一方、日銀の金融政策決定会合で追加の利上げなど政策の変更がなかったことから、日米の金利の差を意識した円売り・ドル買いの動きが強まりました。
また会合後の植田総裁の会見で、いまの円安について踏み込んだ発言がなかったことも円売りに拍車をかけたとみられています。
円相場は今年に入ってからドルに対して16円以上下落しています。
市場では円安が加速していることで為替介入への警戒感が一層高まっています。