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海底のボーリング調査中止を 意見書を可決

2014年9月3日 23:50

 沖縄県議会は3日、アメリカ軍普天間基地の移設に先立つ海底のボーリング調査の中止を求める意見書を可決した。

 沖縄県議会は3日に臨時会を開き、普天間基地の移設先とされる名護市辺野古で、防衛省が進めている海底のボーリング調査など、移設に向けた工事の中止を求める意見書を賛成多数で可決した。

 採決では、共産や社民など野党系会派のほか、辺野古の埋め立てを承認した仲井真県政の与党の一角である公明系会派も賛成に回った。

 防衛省は先月18日から、辺野古のアメリカ海兵隊キャンプ・シュワブ沿岸部に設置した台船上で、海底のボーリング調査を進めており、周辺の海上では、作業に抗議する市民らの船やカヌーと、警戒にあたる海上保安庁のボートとの間で、激しい衝突が続いている。