普天間基地騒音 国に7億5千万円賠償命令
沖縄のアメリカ軍普天間基地の周辺住民約2200人が騒音被害への賠償を求めた裁判の判決で、那覇地裁は国に総額約7億5400万円の支払いを命じた。
この裁判は、普天間基地周辺の住民約2200人が、騒音で睡眠妨害や精神的苦痛を受けているとして、国に約10億1000万円の損害賠償を求めていたもの。国側は請求の棄却を求めたが、那覇地裁沖縄支部は11日の判決で、「被害は深刻かつ広範で、受け入れなければならない限度を超えている」として、国に約7億5400万円の賠償を命じた。
屋嘉比康太郎原告団長「騒音があるということを認められたということは、非常に大きいと思う」
一方、防衛省沖縄防衛局は、「裁判所の理解が得られず残念だ」とコメントし、今後の対応を検討するとしている。