９月の一般家庭の消費支出が前年同月に比べ落ち込んでいる。４月の消費税率ひき上げ以降、落ち込みからの完全回復はなされないまま。

　総務省が３１日朝に発表した９月の家計調査報告によると、２人以上の世帯の消費支出は平均で２７万５２２６円だった。前年同月比で実質５．６％の減少。前月に見せた消費増税後の落ち込みからの回復の兆しも続かず、６か月連続のマイナス。

　総務省統計局は、今夏の全国的な天候不順や３連休の数が去年９月より少なかったためとして「消費、支出の動きはこのところ持ち直している」とする基調判断は変えない考え。