景気の基調判断 9か月ぶりに下方修正
内閣府は6日に発表した5月の景気動向指数で、景気の基調判断を9か月ぶりに下方修正した。
5月の景気動向指数によると、景気の現状を示す「一致指数」は、前月比1.8ポイント下がって109.2となった。秋の新車や新機種の発表を前に、乗用車やスマートフォンなどがいわゆる「端境期」となっている影響で生産や出荷が減ったことから、「耐久消費財出荷指数」などがマイナスとなったことがおもな要因。一致指数がマイナスになるのは2か月ぶり。
また、景気の先行きを示す「先行指数」も前月比0.2ポイント下がり106.2となり、3か月ぶりのマイナスとなった。
内閣府は景気の基調判断を、これまでの「改善を示している」から「足踏みを示している」に9か月ぶりに下方修正した。